ヒンドゥー教とは、インドにもともとあった信仰と身分の高い僧侶のバラモンを中心とした宗教が結びついてできたインドの民族宗教です。
身分制度(カースト)があることや、様々な特徴を持った神様を信仰することが特徴です。
これから、ヒンドゥー教に由来する行事について紹介するよ!

ぽん太
- キリスト教
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ヒンドゥー教の暦
月の呼び名 | 時期 |
---|---|
チャイドラ | 3/22〜4/21 |
バイサク | 4/21〜5/22 |
ジェット | 5/22〜6/22 |
アーサール | 6/22〜7/23 |
サワン | 7/23〜8/23 |
バードン | 8/23〜9/23 |
アシビナ | 9/23〜10/23 |
カルティック | 10/23〜11/22 |
アガーン | 11/22〜12/22 |
ブース | 12/22〜1/21 |
マーガ | 1/21〜2/20 |
バルグン | 2/20〜3/22 |

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地域によって異なる場合あります。
ホーリー祭(カラフルな粉と水をかけあう祭り)

インドの有名なお祭りに「ホーリー祭」と呼ばれる祭りがあります。
ハルグン月(2月〜3月)に行われて、春の到来と収穫を祝う祭りです。
焚き火を囲みお供えをしてお祈りした後、色水の入った風船や色粉を投げ合う有名なお祭りです。

ダセラ祭(ラーマの勝利を祝う祭り)

「ラーマーヤナ」という物語の中の、ラーマが悪魔を10日間かけて倒し妻であるシータを救ったというエピソードに基づいた祭りです。
古代インドの有名な叙事詩(英雄の軌跡を描いた詩)であります。
非常に美しい文体で記されていて、のちの文学にも影響を与えた作品です。
備えられた悪魔の像は、お祭りの最後の日に燃やされます。

インドのひな祭り?
南インドでは、ダセラの8日目に女の子が知り合いの家で、お菓子や贈り物、おこづかいをもらい、ごちそうしてもらいます。
家にはインドの神々の人形をひな壇のようにたくさん並べます。
女の子が勉強できるように、学問の女神サラスワーティなどにお祈りする地方もあります。
ディワリ祭(悪魔に勝利したラーマをむかえる光の祭り)

ディワリ祭の前日には大掃除をして、家を電球などで飾りを付けます。
祭りの間は、町中の明かりが夜にもなってもずっと灯され、ラーマを歓迎する気持ちを表します。
家の前には、ギーという油を使ったランプを置きます。

お祭りの日はベジタリアン

ヒンドゥー教徒にとってウシは神聖な生き物なので、牛肉を食べることができません。
野菜のほうが清らかな食べ物と信じられているので、お祭りの日のごちそうは基本的に豆やイモや野菜で作られます。
そして、大人も子どもも甘いお菓子を食べて祝います。
まとめ

さいごにヒンドゥー教のお祭りについてまとめました。
- 色水の入った風船を投げ合うホーリー祭は、春の到来と収穫を祝う祭り
- ダセラ祭は、「ラーマーヤナ」に出てくるラーマの勝利を祝う祭り
- ディワリ祭は、悪魔に勝利したラーマを讃える祭り
ヒンドゥー教に由来する行事を知ると、少しだけ視点が広がるね!

ぽん太

maru
さいごまで読んでいただきありがとうございます。