インターネットや情報が多くに人に行き渡る以前の人々は、季節の変化を大きな出来事として捉えていました。
季節のふしめにお祭り(行事)を行うことで、季節が変わることに感謝する気持ちを表したと言われています。
この記事では、
- 世界の季節に関する行事
についてご紹介していきます。

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楽しんで読んでみてくださいね。
- ヒンドゥー教に由来する行事
- キリスト教に由来する行事
- クリスマスの祝い方
タップできる目次
ゼクセロイテン(春の訪れを喜ぶ祭り)- スイス
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スイスでは、春の訪れを喜ぶ祭りが行われます。
ゼクセロイテンと呼ばれる祭りは、アルプス地方の長い冬が終わり夜の6時の鐘が鳴るまで働くことができるようになったことを祝う祭りです。
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祭りの最後には、「ベーグ」という雪だるまの人形を燃やして、冬の終わりを告げます。
フェリア・デ・アブリル(踊って春を祝う祭り)- スペイン
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スペインのセビーヤの町で春を祝って踊りを舞う祭りが行われます。
花や動物を売る市がはじまりとされている祭りです。
カラフルなテントや小屋が立ち並び、人々は自慢のダンスを競いあって踊り明かします。
端午節(春から初夏を迎える祭り)- 中国・台湾
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中国や台湾などでは、初夏を迎える祭りが行われます。
その理由は、夏がはじまり急に暑くなることで体調を崩しやすくなることを防ぐためだといいます。
お祭りには、厄除けの効果があると言われているヨモギやショウブを飾り、元気を出すために肉入りのちまきを食べます。
水の神をあらわす竜の頭のついた船でレースを行う地域もあります。
海との結婚式(夏の航海シーズンの始まり) – イタリア
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イタリアのヴェネチア市では、繁栄と航海の安全を願って海とヴェネチアとの結婚式が行われます。
市長が船の上から金の指輪を海に投げ入れることで、海と結婚したことを宣言します。
夏至祭(聖ヨハネ祭) – スウェーデン・ラトビアなど
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夏至祭は、夏が短いヨーロッパの北に位置する国々(スウェーデン・ノルウェー)で行われるお祭りです。
大きな焚き火を燃やしたり、ポールを立てたりしてその周りで民族衣装を着て踊ります。
夏至祭の別名である、聖ヨハネという人物はイエスの誕生を予言して、イエスに洗礼を授けたとされる人物です。
6月24日に生まれたとされています。
大きな木や古い木には、力が宿るを考えられていました。
そのため、ヨーロッパにはポール(木)を立てる祭りがたくさん存在します。
ポールの周りで踊り、樹木を通して大地のエネルギーを得ようとしました。
キムジャン(家族・親戚そろってキムチを作る) – 韓国
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韓国では、気温が下がってきて白菜がおいしくなる11月下旬から12月初旬ごろに大人や子どもが集まって大量にキムチを漬けます。
キムチの作り方は家庭によって異なり、家の数だけ味があると言われています。
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家によっては100個以上の白菜を使います。
聖ルシア祭(寒い冬に光をもたらす祭り) – スウェーデン
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ルシアは、光という意味を持つキリスト教の聖女の名前であり、長くて暗い北欧の冬に光をもたらす存在として祭りのシンボルとなっています。
12月13日に当たる聖ルシア祭は、ヨーロッパの古い暦の冬至にあたります。
この日の翌日から、陽が長くなるという喜びが込められ祭りが開催されます。
祭りに出る少女たちは、白い衣装に赤いベルトをつけて緑の葉で作った冠を被り、ろうそくの火を灯して行進します。
冬の祭り(新しい年を迎える祭り) – ラトビア
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ラトビアでは、新しい年を迎えるお祭りが開催されます。
冬至の日から日が長くなり、明るい体調が戻ってくることを祝う祭りです。
大人も子どもも、クマやヤギ、ウサギなどの仮装をした「キエカタス」というグループをつくり、祝福の歌を歌いながら家々を廻ります。
まとめ

さいごに世界の季節に関する行事についてまとめています。
- スイスでは、春の訪れを喜ぶ祭りが開催される
- スペインでは、踊って春の到来を祝う祭りがある
- 中国や台湾では、初夏を迎える祭りが行われる
- イタリアでは、夏の航海シーズンに先立ってお祭りが開催される
- スウェーデンやラトビアでは、焚き火などをして祭りが行われる
- 韓国では、12月初旬ごろにキムチを作って仲の良い友人たちと食事をする
- スウェーデンでは、光をもたらす存在である太陽を祝福した祭りが行われる
- ラトビアでは、新しい年を迎えるお祭りが行われる
旅行に行く時などは、行事に合わせて行ってみるのもいいかもね!

ぽん太

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さいごまで読んでいただきありがとうございます。